かたつむり学舎のぶろぐ

本業か趣味か、いづれもござれ。教育、盆栽、文学、時々「私塾かたつむり学舎」のご紹介。

些事放談

些事放談 『ありき』の世界 Ⅲ

原発処理水の海洋放出、鳴り止まぬメイワク電話、風評被害、食の安全性・・・これらの問題群にわれわれは如何に向き合ってゆくべきなのだろうか。 これからの青写真を描いていくにあたって、まずは『ありき』の思想からの脱却が図られなければならない。決定し…

些事放談 『ありき』の世界 Ⅱ

ちょっと中国側になった気持ちで考えてみる。ちょっとした貿易相手国で、今は経済的技術的にも求心力を喪いつつある日本という国が、「海洋放出やります。その安全性を説明しに来ました。」と言ってきたら、やっぱり「ハ? ふざけんなし。馬鹿じゃねぇの? …

些事放談 『ありき』の世界 Ⅰ

原発処理水の海洋放出がはじまったようだ。それに伴ってお隣の中国から福島をはじめとする近県に、オカシナ電話がかかってくるそうで、毎朝のニュースはその心ない所業をこぞって取りあげている。 確かにそれは「心ない所業」であって、日本の一個人のもとへ…

些事放談 「一行半」

何とも手軽な世の中になったものである。 習い事を一つ辞めるにせよ、SNSの短文一本。 「塾、辞めます。手続き要りますか?」 というのを受け取ったご同業の話を聞いて、他人ごとながら頭にきた、というよりも寧ろ哀しいような諦めに似た気分を覚えた。 …

些事放談「コモン・センス」

とある教室のトイレが詰まった。 詰まりの原因はトイレットペーパーの芯を流したことによるもので、悪質なイタズラをした張本人は即座に突き止められて事情聴取が行われた。保護者にも事の仔細を連絡すると、のっそり現れて子供のやらかした不始末を詫びる。…

些事放談「サッカー雑感」

「このところ寝不足である。」というのは、例のサッカー観戦をした人々が、ちょっと誇らしげに昨夜の不摂生を語る常套句である。 しかしながら、私は夜中にサッカーを観ておらぬにも拘わらず、サッカーによって「このところ寝不足」なのである。間接的に、と…

些事放談「議論出来ないオトナ達」

教育に悪いものを子供に見せるな! というのは、最早古典的な台詞でありましょうが、昨今はメディアが増殖に増殖を重ねた結果、最早オトナのわれわれが子供の観ているものを全て把握することも至難の業となってきました。 テレビが一家に一台で、チャンネル…

些事放談「とある標本調査」

池に三八一匹の鯉がいたとします。 時にヘンな伝染病が広まって、この池の鯉たちにも感染が広がったとします。 感染した鯉には不鮮明な斑が現れて、命には別状がないというのだけれど、それがなんとも見苦しいそうで、飼い主としては、さっさと感染した鯉を…

些事放談「いらない屈折」

「先生、ボクきのうね、みんなでバーベキューしたよ!」「おととい家族とプールに行った!」 問わず語りに話してくれる子供達の報告を聞く度、複雑な思いにかられている自分があります。 「そいつはよかったな! で、何を食べた?」とか「いいなぁ、プールで…

些事放談 「それはそれ」

一個の人命が暴力的に奪われたことに対しては、同じ人間として心から哀悼の意を表さねばなりません。 しかし、そのことによって、被害に遭った人間がしてきたことが全てチャラになるわけではありません。ここの所をしっかり分けて考えられるか、そうでないか…

些事放談 オレ達ファースト

六月はサツキの季節である。 各地で展示会が開催され、愛好家たちが丹精込めて育てたサツキが絢爛たる花を誇り合う。 しかしながら、これを人間がウチワで誇り合っていてもあまり面白いことはない。 というのも、それは先日近隣の町の愛好家たちでする展示を…

些事放談 たしなみとしての英語

どうして英語を勉強するのか、英語を勉強して良かったと思うことは何だろう。

些事放談 ランドセル今むかし

昭和十年生まれ、私のおばあさんは坂の上からランドセルを投げられました。 周りがみんな風呂敷包みを提げている中で、一人だけ革製のランドセルを背負っていたわけですから、まぁ、それも仕方がない話で。 時代は下って現在、ランドセルを背負っていない子…

些事放談(3) お倫ぴっく

心躍らぬオリンピックが二ッばかし、コロナのごたごたに紛れて過ぎ去ったような気がしたけれど、平和の祭典はザキザキした心持ちより外の何かをもたらしたのだろうか。 今さらではあるけれど、私はいまなお「なんだかなぁ」の気持ちで居るのである。 この辺…

些事放談(2) ココロと体の健康診断

ワークショップだとか、きららかなるイベント毎にはとかく尻込みする私であるが、選挙とか町の健康診断だとか公の行事には、なぜか大手を振ってでかけてゆく。何がそんなに面白いのかは、我ながら不明であるが、たぶんあの、次、次・・・とシステマティックに捌…

些事放談(1) 選挙カー雑感

市議会議員選挙だか何だかしらないけれど、やたらめったら選挙カーが街中を走リ回っている。よくも衝突したり、対立候補同士で殴り合いの喧嘩にならないものだといつもヘンな感心ばかりさせられる。いや、むしろああして大々的に街中を練り歩くのだったら、…