かたつむり学舎のぶろぐ

本業か趣味か、いづれもござれ。教育、盆栽、文学、時々「私塾かたつむり学舎」のご紹介。

私と公文式(4) リピートしたいお年頃

 「ピッて、したの?」「もう一回、ピッして、聞いてみらいん。」なんて、昼から晩まで随分ピーピー言っている。それもそのはずで、最近の公文の教室にはピーピー言う機械が随分と増えました。生徒が来た時と帰る時に、ピッ。英語の教科書やプリントに、ピッ。生徒の入退出時間に滞在時間がずらりとコンピューターの画面に並び、ペン型のへんてこな機械がネイティブの英語を喋っている。「こいつぁヤベェ時代になったもんだ」という感慨がアナログ感マックスな採点の合間、ふと心の隙間から漏れ出すようで、ついと昔を思い出してしまう自分がいます。
 リピーターに、カーディー。これを聞いて、「うわっ、なつかし!」と思われた方もあるのではないでしょうか。少し時代を下って、Eマスターというのもありましたが、これにはあんまり馴染みがない。後年、弟が使っているのを見ていましたが、これはほとんど三洋のCDプレイヤーで、現今のEペンシルのような目新しさもなければ、私がかつて憧れたリピーターの色気(?)には遠く及びませんでした。
 リピーター。読んで字のごとく、何度でもその名をリピートしたくなるネーミングです。これは公文の元祖英語マシーンとも言うべき代物で、一文ずつ英文が書かれたカードを読み取り口にあてがってやると、右から左へ、つうつうカードが滑っていき、スピーカーからは出しぬけに「アイ ハバ ペン」と流暢な英語が流れてくる。今でこそ英語マシーンは一人に一台、という時代になりましたが、昔は教室に一台というのが普通でした。よって、それは当たり前のようにわれわれ生徒一同にとっての憧れのマトと化すわけで…。英語をやっていないのにわざわざリピーターをいじくりに行くサトシ君(仮称)もあるし、今まさにリピーターを聞いて学習している人のところへ、わざわざたかりに行く輩もありました。
 「まだ、あんだ油ばり売って。サドシ、そんなにリピーターやりでェんだら、あんだも英語やらいん!」という先生の注意をいつものBGM然と聞きながら、ボクもいつかは、と思っていた私と公文の英語の出会いの話でありました。

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