「参勤交代」とは何ぞや!
という先制パンチを受けて、そいつをひらりとかわしながら「それは、江戸幕府が」云々と講釈をはじめられた君は大丈夫。多分この先の話を読まなくとも、もう既に肌身に染みて分かっていることだろうから、別の記事を読むがよろしい。
しかし、惜しいことに「行ったり・・・来たり・・・するやつ・・・。」というところで止まってしまった諸君。君たちにはひとつ申しておくことがありますから、最後まできっちり読むように。
と、そんな諸君がホントに分かっているかの理解度を問うにあたってはやはり、説明のし終わりに「さて、私はどんな事を言っていたかしら?」という意地悪な問いかけをしてみるのが、最も効果的なのです。
分かっているつもりなのに、ここで言葉が詰まってしまって「こんなはずでは!?」となってもやっぱりアウト。頭の中に何となくなイメージが浮かんでいたとしても、それを相手に伝えられる言葉としてアウトプット(外部出力)出来ない以上、それは「分かっていない」ことと同義なのです。
もちろん教科書の説明を丸暗記せよ、と申しているのではありません。そんなことをしたって、そもそも意味があやふやなままのキーワードを無理矢理頭に詰め込むだけであって、そんなものは時間とともに自然と記憶の内からきれいさっぱり排除されてしまうのが関の山です。
あくまでも私が拘るのは、自分が習い覚えた事を自分の言葉で説明できるか、というところなのです。(次回へ続く)