かたつむり学舎のぶろぐ

本業か趣味か、いづれもござれ。教育、盆栽、文学、時々「私塾かたつむり学舎」のご紹介。

私と公文式(28) 引っ越し顛末録 前編

 このほど、家内とはじめた「公文式ほなみ教室」を引っ越すことと相成りました。

 売り家になっているところを、大家さんのご厚意で間借りしていたわけですから、いずれこの時が来るだろうことは、開設当初から分かっていました。

 それでもいざ、買い手がついて引っ越すとなると、これが一筋縄ではいきません。開設した当初から、折々物件探しはしていたのですが、なにせ住宅街のこと、「教室用」で借りられませんかと尋ねると、たちまち首を横に振られる。

 何なら今の地区から、いっそのこと新天地を求めて出て行くことも考えましたが、それでは折角ここまで育てた子供たちを手放すことにもなりかねない。そんなオトナのくったくを他所に、今日もひたむきに机に向かう彼らを見るにつけても、やはりその選択は憚られたのでありました。

 二、三は教室が出来そうな物件が見つかったものの、いずれも奥まっていたり、水が上がったりというオプションが付いてきました。

 されど、こちとらそれで飯を食っているわけであるし、まさに背に腹案件。教室を存続出来さえすれば、もはや二、三の難点は甘んじて受け容れなくてはなるまいと腹をくくっていた(というより、ヤケクソになっていた)その時、ふいに吉報が舞い込んだのでした。

 場所は地域の「集会所」。陽当たり、スペース、立地ともに良好。え? こんなのあったっけ? というのもそのはず。ここ最近完成したとかで、どうりで検索にも引っかからないわけで。

 ここならば学区を移る心配もないし、何なら今の教室よりもずっと表通りに面していて、学校からもほとんど真っ直ぐ歩いて来られる。まさに願ったり叶ったりではあったのですが、「集会所公文」というものは関係者の間で、昔からその大変さが囁かれていたのでありました。(次回へ続く)