照ったり時雨れたり、一雨毎に冬の足音がそこまで近づいていることを、肌身にふれて感じる季節になりました。
葉っぱを落とした木々や、山の動物たちは冬ごもりの準備をはじめた頃でしょうが、塾生のみなさんはいかがでしょうか?
え? 冬眠はしない。そりゃそうです。冬は思うように外へ出られない分、おうち時間を充実させるチャンスですね。
寒い冬に樹木が凍えて枯れないのは、日差しがたっぷりとある季節に、たくさん光合成をして根に糖分を蓄えているためだとか。頑張った蓄えを駆使して、ツラい季節を乗り切るというところには、どこかわれわれ人間にも通じるものがあるようにも思いますね。
ところかわって、寒い冬でも暖房器具やヒートテックやハートウォーミングなご家庭に守られて暮らすみなさんは、この冬をどのように過ごすのでしょうか。
正月に家でゴロゴロするのも、もちろん大切な年中行事です。ですが、そこはやっぱり人間の特権をちょっと活かして、冬の間もせっせと必要な力を蓄えることにも注力してもらいたいところですね。
木の根が蓄えた力は、冬を耐えることのみならず、春の芽出しに欠かせないエネルギーとなります。
新しい季節に、溌剌とした若葉を陽の光の下に輝かせられるよう、塾生のみなさんも、今はせっせと為すべき事を為すに限りますね。